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変圧器の配管漏れ(構造)、絶縁油の成分は?[志賀原発前の海面上に油膜]

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1月1日に震度7を観測した石川県の志賀原発について、原発前の海面にわずかに油膜が浮いていることを確認したと発表しました。
地震発生時に変圧器の配管が壊れ、絶縁・冷却用の油が漏れ出したとのこと。
油膜は中和剤などにより、すでに処理済。

中和したはいいけど、油の成分はどんなもの?
変圧器に配管があるイメージないけど、、
確認しました。

変圧器の配管漏れ(構造)、絶縁油の成分は?

変圧器の役割とは?

高電圧で送られてきた電気は各地に設けられた変電所によって徐々に降圧され、それぞれの目的地で使いやすい電圧になって利用されています。 その昇圧と降圧を果たすのが変圧器(トランス)です。

変圧器の構造

一般的によく見る変圧器は、タンク内に鉄心・巻線があり、
それを絶縁油が覆っています。

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[引用]送配電網協議会

一見 配管のようなものは見当たりませんが、、

電力会社などの大型設備では、タンクが多数あり
フランジ式の配管で接続されているとのこと。

[引用]デクセリアルズ株式会社

確かに大地震であれば漏れてもおかしくなさそうです。

油系の配管で一度漏れると、修復する際に
一度完全に排油する必要がありますが、
排液しなくても済むような応急補修材もあるようです。

変圧器 絶縁油の成分は?

一般的には鉱油(こうゆ)が使われています。

鉱油は、石油(原油)、天然ガス、石炭など地下資源由来の炭化水素化合物もしくは不純物をも含んだ混合物の総称。 鉱物油(こうぶつゆ)、鉱物性油(こうぶつせいゆ)とも呼ばれており、一般的には石油由来の油として広く工業製品等に用いられている。

植物油も使用可能に

近年は環境に優しい「植物油」が注目されており、
2023年3月には一部規制が見直されました。

送配電網協議会ではこれまで、産業保安に係る様々な規制の見直しについて関係省庁へ働きかけてきました。その一環として、植物油を使用した変圧器の消火設備に係る規制見直しについて消防庁に働きかけを行った結果、2023年3月に消防庁より通知が発出され、一定の要件を満たす植物油を使用する変圧器については、特殊消火設備に代えて大型消火器を設置して差し支えないこととなりました。

今回の規制見直しにより、消火設備に係るコスト低減効果が得られることから、今後は、環境性・安全性の優れた植物油を使用した変圧器の導入拡大につながることが期待されます。

[引用]送配電網協議会

志賀原発で採用されているかどうかは分かりませんが、
近隣住民として、日本として「鉱油」→「植物油」に変わるだけでも
防災性が高く、メリットありそうです。

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