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地質調査で硫酸は何に使う?測定できる成分や目的とは[新幹線薬品漏れ]

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先日 JR仙台駅で、東北新幹線の乗客のかばんから薬品が漏れ、6人がけがや体調不良を訴えたトラブルについて、薬品から「硫酸」の成分が検出されていたことが分かりました。

地質調査会社に勤める男性が、業務のために薬品を持っていたとのことですが、
本人からは詳しい事情を聴いている最中とのこと。

硫酸は何にどう使って、何を調査・測定するのでしょうか?

調べたところ、3つの可能性が出てきました。

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①岩石や土壌の組成調査

岩石や土壌中の鉱物を溶かして分析するため。
硫酸は、多くの鉱物を溶かす性質があるため、岩石や土壌の組成を調べるのに役立ちます。

②岩石や土壌の硬度を測定

岩石や土壌の硬度を測定するため。
硫酸は、岩石や土壌に触れると、熱を発して化学反応を起こします。
この化学反応の速度は、岩石や土壌の硬度によって異なります

③ふっ素含有量の測定

環境省政策「水・土壌・地盤・海洋環境の保全」の一環で、
土壌環境基準の項目の1つ
「ふっ素」含有量を測定する目的で使用されます。

環境上の条件

検液1Lにつき0.8mg以下であること。

測定方法

規格34.1若しくは34.4
(妨害となる物質としてハロゲン化合物又はハロゲン化水素が多量に含まれる試料を測定する場合にあっては、蒸留試薬溶液として、水約200mlに硫酸10ml、りん酸60ml及び塩化ナトリウム10gを溶かした溶液とグリセリン250mlを混合し、水を加えて1,000mlとしたものを用い、日本産業規格K0170-6の6図2注記のアルミニウム溶液のラインを追加する。)に定める方法
[引用]環境省「土壌環境基準 別表」

いづれにしても頻繁に使用されるものではなさそうですが、
大筋では「環境等を良くする為の調査」という使用目的に当ると思われます。

一歩間違えれば環境を良くするどころか、直接人体に悪影響が出てしまう試薬。

これ以上 被害が起きないよう、管理体制の見直しが必要なのかもしれません。

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