書籍(※1)を出版している堤未果(※2)さんがワイドショーに出演。
「ショックドクトリン」というインパクトあるワードが話題になりました。
どんな時に使うワードなのか?元ネタなどまとめました。
(※1)「堤未果(つつみみか)のショックドクトリン政府のやりたい放題から身を守る方法」(2023/5/31,幻冬舎新書)
(※2)堤未果(つつみ みか)は、日本のジャーナリスト、著作家。
父は放送ジャーナリストのばばこういち、母は詩人の堤江実。
弟はアニメーションアーティストの堤大介、夫は参議院議員の川田龍平。
「ショックドクトリン」とは?意味
ショックドクトリン=惨事便乗型資本主義=大惨事につけこんで実施される過激な市場原理主義改革
それぞれの単語を調べてみると、
「ショック」とは
臓器への酸素の供給量が低下し、生命を脅かす状態
「ドクトリン(doctrine)」とは
政治、外交、軍事などにおける基本原則をいう。
元々の意味は「教理」、「教え」。 原義は「前提とするもの」。
軍事では、戦闘教義(略して単に「教義」)ともいう。
現在の日本の政治では、公約を使用して基本原則を明らかにすることが多いので、
用語「ドクトリン」はほとんど用いられない。
元ネタは?
カナダのジャーナリストであるナオミ・クラインが、米国の新自由主義の展開戦略について名づけた概念です。
ソ連崩壊、天安門事件、9・11とイラク戦争、スマトラの津波、ハリケーン・カトリーナなどを契機として、アメリ カ主導で新自由主義政策が導入されてきたプロセスを「ショック・ドクトリン(災害利用型資本主義)」というキーワードを用いて検討したものです。大きな事件・自然災害・戦争などを利用して新自由主義的政策を一気に進める手法を、「ショック・ドクトリン」と名づけました。
[引用]青空学園
なるほど、少し具体的になってきました。
日本に当てはめるとどうなる?具体例や使い方
今朝のモーニングショーはマイナカードの闇の一端を解明した!
堤未果『ショック・ドクトリン』を基に番組を構成。
ショック・ドクトリンとは国民が思考停止になっている間隙をついて過激な政策を推し進める手法。
アメリカの愛国者法がそれだ。
なるほど、マイナカードのやり方に見事に符合している。 pic.twitter.com/NAIOVO7D87— 白坂和哉|ジャーナリスト&政治系ユーチューバー ”突き刺さる” 政治情報を提供します! (@shirasaka_k) June 15, 2023
NHK 100分de名著『ショック・ドクトリン』
スマホの時代について。これだよね。 https://t.co/PjR5beSftP pic.twitter.com/fTcUuMtc30
— ohirunedo (@ohirunedo) June 16, 2023
日本版「ショック・ドクトリン」=アベノミクス。その中味は小泉改革のさらなる徹底。
これをネガティブに捉えるか、ポジティブに捉えるかは人それぞれです。
この仕組みを知っているだけでも、都度冷静に立ち止まることができそうですね。
次々と情報がスピーディーに入ってきますが、
常に「なぜ?」と疑問を持つクセをつけると、間違った方向へ流されることは少なくなるのかなと、改めて考えさせられました。