政府は、3人以上の子どもがいる「多子世帯」に授業料を無償化する方針を固めました。
所得制限は設けないという。教育費用の負担を和らげることで、3人目以上の出産をためらう世帯を減らす「少子化対策」が目的。
対象は、大学、短大、高等専門学校など。
我が家も子供3人いるので、「無償化」となればかなり助かります!
そこで気になるのが
- いつから始まるのか?
- 3人全員なのか?
- 行こうとする大学は対象になっているのか?
調査しました。
3人全員?多子(たし)世帯の定義
大学等に在籍する学生の世帯に、学生本人含め『扶養される子供』が3人以上いること。
3人以上扶養している中間所得層の世帯で、第1子が大学生になれば支援対象となる。
一方、第1子が社会人になって扶養対象から外れ、扶養している子供の人数が2人以下になった場合には、第2子や第3子が大学生になっても、支援対象にはならない。
第1子が社会人になっても、4人以上の兄弟で扶養対象の子供が3人以上いれば、
その世帯の大学生は支援対象になる。
[引用]中間層への大学修学支援、扶養3人以上の多子世帯を優先 文科省(教育新聞)
1人目の子が大学生になれば無償になるが、その1人目の子が卒業して社会人となり扶養から外れ、子が2人となった時点で対象から外れてしまうということですね、、。
ということは、3人全員が大学4年間 まるまる無償になる可能性は低く、実質1人目の4年間と2人目の一部期間 といった具合になりそうです。
いつから始まる?所得条件は?
あまり周知されていない?ようですが、一部無償化は既に始まっているみたいです。
2020年度~
2024年度~(高等教育の修学支援新制度)
今年度より、中間層「上限600万円」までを段階的に支援する制度が始まっています。
今回の方針案
3人以上の子どもがいる「多子世帯」に授業料を無償化
は、現状の「上限600万円」を撤廃した形になります。
2025年度からの予定。
対象大学の確認方法
令和5年10月2日現在、3187校が登録されています。
文部科学省HPにて、都道府県などで検索できます。
ほとんどの「国公立」「私立」が登録されている印象です。
報道だけを見ると
「3人全員無償!」
といったイメージを持ってしまう方も多くなる一方で、逆に1人・2人の子持ち世帯からは反発の声が出ています。
1~3年の年の差であれば、「扶養」の観点から実質 無償化になるのは1人目なので、その辺りの理解が広まれば不公平感も減るのかなと思います。
今出生して、18年後にこの制度が生きているかは疑問です。