格安ノートパソコンを購入してから半年が経ちました。
起動~シャットダウンも早く、動作に不具合はございません。
ただ、持ち運び時の開閉で
「パキパキッ!」
と、ヒンジから音が鳴るようになってしまいました。
そこそこ丁寧に扱ってきたつもりではありますが、
廉価版ノートパソコンの宿命らしいです。
小型故に部品も精密で小さい。
となれば強度も自ずと低下してしまいます。
他メーカの製品も、同様の音が鳴る
といった口コミを見かけます。
ヒンジの軸受け部が擦れて振動音となっているのは
何となく分かるのですが、、
原因は何なのか?
また、油やグリスは塗布してもいいものか?
調査したのでご紹介いたします。
<機種>
ブランド・モデル:ESBOOK
画面サイズ:14.1インチ
分解手順
PCを閉じた状態で裏向けにする。
12カ所のネジをプラスドライバーで緩める
注意
1カ所 ネジがテープで塞がれています。
テープを剥がして、ここのネジも外してください。
裏フタを少しずつ持ち上げ、完全に開ける。
原因① ヒンジ固定ネジの緩み
片側のヒンジを固定しているネジが緩んでいました。
繰り返す開閉動作で緩んだのでしょう。
ネジが緩むと、ヒンジステーが浮き、
画面を閉じても閉じ切らず、少し浮いてしまい、
ヒンジ根本に偏荷重がかかった状態になっていたものと思われます。
両側のヒンジ固定ネジを増し締めし、
画面を開閉してみると、
増し締め前よりはパキパキ音が半減しましたが、
完全には無くなりませんでした。
原因② ヒンジ軸受け部の油(グリス)切れ
多少なりとも軸受け部にホコリが付着していたことから、
当初は薄く油(グリス)が塗布されていたものと思われます。
①の偏荷重によって、摩耗したことで抵抗が増えたのも
一因としてありそうです。
100均で直す方法【塗布する油(グリス)と塗り方】
ヒンジは金属ですが、周辺はプラスチックや配線がある為、
部品を侵さないシリコンオイル(スプレー)が良いです。
ダイソー(100均)で購入できます。
ただ、直接スプレーすると、周辺の余分な所に付着し、別の故障の原因になる為、
一度別の所にスプレー(液出し)し、先端凸したものに付けてから、
ヒンジの軸と軸受けの隙間に浸み込ませます。
※つまようじや、細いプラスドライバーなどでOK
一度浸み込ませ、ゆっくり何度か開閉し、
これを3回くらい繰り返し、馴染ませます。
あとは、分解時の逆で、カバーをネジで締めて完了!
数か月~半年に1回、シリコンオイルを軸受け部に塗布すると
長く使っていけるのではないかと思います。
AZ(エーゼット) HS シリコーンスプレー グリーン 420ml 007