ここ数年で一気に身近になってきた3Dプリンター。
装置が数万円台と劇的に安くなりました。
小型で取扱も楽なので、思いついたらすぐ製作できるのも大きな要因です。
(ひと昔前だと製作用の金型だけで数百万円が普通でした)
けど種類が多すぎて何を選んだらいいか分からない!
といった方に、「これ選んどきゃ間違いない」
をご紹介いたします。
3Dプリンターの主な原理
家庭用3Dプリンターは主にこの2種類の方式です。
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LCD(光造形)
面で紫外線を照射するタイプの光造形3Dプリンターです。LCDは液晶ディスプレイを使用します。
低コストな反面液晶ディスプレイが消耗品なため、交換が必要。

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FDM(熱溶解積層法)
フィラメントといわれる糸状のプラスチックをノズルに通して加熱し、溶かして積み上げていきます。
ノズルは200度から300度近い高温になり、フィラメントが溶けて積み上がります。
この積層が0.1mmや0.2mmなどのピッチで積み上がり、積層された一つの物体になります。
曲面の滑らかさや強度面でもLCD(光造形)が有利です。
大物はFDMの方が有利だが、曲面の積層段差が気になる
3Dプリンターのやり方(製作の流れ)
- 3DデータをUSBに入れ、装置に差し込む
※3Dデータの作成方法は別途アップします。 - 装置に材料(液体レジン)を入れる
- 装置電源をON。3Dデータを選択し、再生ボタンをON。
(数時間放置)※物の高さによって時間が変わります
- プリント台から造形品を剥がし、水洗い、ドライヤーで乾燥。
UVランプを照射し、硬化させて完成!
※溶剤洗いタイプは大変なので、水洗いタイプを選択するのがよい
おすすめ機種
装置本体
私も使用していますが、
「ELEGOO Mars」シリーズ。
想像以上の滑らかさと強度です。
材料(液体レジン)
水洗いタイプが扱いやすいです。
余った材料は繰り返し使えるので、ムダがゼロです。
※プリント台からのサポート材は発生します

その他 必要な道具
パソコン
3Dデータを作成するのに必要。ノートタイプで十分。
※ソフトは「デザインスパークメカニカル」を使用中
UVランプ
材料がネイル材と同じレジンなので、ネイル硬化用UVランプでOKです。
※UVなので太陽光でもOK
プラスチックへら
プリント台から造形物を剥がす際に使用
※金属へらだと台の造形面が傷つくため避けたい
3Dデータの作成方法や、プリンタ設定などの詳細は、後日アップ予定です。